ママたちもアドボカシーカフェ4.28 第2回 「子どもを守るための予防原則」に参加しました。

ママたちも、アドボカシーカフェ4.28 第2回
「子どもを守るための予防原則」に参加しました。
(アドボカシーカフェ第2回の報告はこちら)

ご感想をいただきましたのでお読みください。

アヤDさん
 
今回は、さらにショッキング。人体にも影響している・・!?
この4回の企画から受ける影響は、私のなかで意外なほど大きくなりそうです。
!!ネオニコ前/ネオニコ後・・・
 
考えてみればアタリマエのようでもあります。
虫を殺す薬なのですから。
生物を殺す・・。環境を構成している生物をこれまで自然にはなかった物質で大量にやっつけて、人体も含む、自然環境に影響しないわけがないということ。こんなことに、無関心とまではいえなくとも、我が事とは思わずに過ごしていたということ。そして、まだはっきりと因果関係が示されてはいないけれど、様々な異常(ADHDや学習障害なども)という形をとって、その影響は現れてきていたということ。それが、私たちの毎日の食のために撒かれているということ。とても重い問題です。
 
心に残った言葉:
「心の病は脳の傷」
心の働きは、全てそれに対応する神経回路の働きによるのだそうです。そして、神経回路は、神経伝達物質(化学物質)により働くものなのだそうです。それがうまくいっていない(脳の傷)状態が心の病、なのだそうです。人工化学物質が神経伝達物質のニセモノとして神経回路の働きをジャマし、混乱させ、脳に傷をもたらすことがわかっており、心の病の増加(!?)と人工化学物質の大量使用の歴史とは重なっている。発達期の子どもには特に大きく影響し、様々な障害となって現れることになるのだそうです。
「予防原則」
大竹千代子先生の定義によると、「潜在的なリスクが存在するというしかるべき理由があり、しかしまだ十分に科学的にその証拠や因果関係が提示されない段階であっても、そのリスクを評価して予防的に対策を探ること」
EUでは採用されていて、各国国内法にも規定されているとのこと。この「予防原則」に照らして様々な事象を判断することが合意されているんですね。
この大事な原則が日本ではまだ共通認識になっていなくて「予防原則以前」の議論をしているようです。まだはっきりと犯人だと決まっている訳じゃないでしょ?経済的な影響は?と。そして、日本の農薬残留基準値はEUの3~500倍。
過去の公害に、予防原則が適用されていたら・・という本「公害はなぜ止められなかったか??予防原則の適用を求めてー」が紹介されていました。
 
終了後、軽い興奮状態の中帰路につきました。
ネオニコチノイドは洗っても落ちないのです。もう、野菜を切れば、ネオニコが見えてくるような気がする・・。
 
あぁ、早く第3回でナナメに切ってほしい・・・
 

 カイさん
 
予防原則の理念を知ったときに、まずこれが適用できると浮かんだのは原発でした。
そして、過去の公害病も浮かびました。
予防原則という考え方は、随分前から日本でも制定されているのに(環境省)、予防原則を適用された例は、お話をしてくださった方でも一件しか知らないそうです。
素人でも「え?これ危ないんじゃないの?」と思うようなものがいくつか浮かぶのに、予防原則が適用されるんじゃないかと思われるもののリストさえないそうです。
一方EUでは予防原則が食品などに積極的に適用されているそうです。
 
何故日本でこの考え方が浸透しなくて、EUでは浸透しているのか。
それは考え方の基盤が違いが一因のようです。
EUはその国の歴史からか、自然環境と人は切り離すことは出来ないという考え方が根付いており、人も会社も経済発展よりも環境におもきを置いた考えや振る舞いは誇り高いことだという風潮があるそうです。
そして、科学は万全ではないという考えも浸透しているようです。
地に足の付いた考え方だなぁ。
日本は、原発の例をとってみても、環境や人間や未来への影響よりも、経済発展や会社の利益追求の方が優先されているように見えます。
他にもメディアの様々な事柄の報道の仕方や、ネオニコについても同じようなことが言えると思います。
なんでこういうことになってしまうんだろう?
 
ネオニコ講座でも聞こえてくるけれど、個人レベルではネオニコを使用するのは避けたいと思っているのに、組織レベルになると利益追求しか考えていなくて、障害になりそうなことには圧力をかける・・・この日本にありがちな構造は変えることはできないのだろうか。
政治家とか、会社の偉い人とか、一般市民の無関心でよしみたいな人たちの、琴線に触れるような働きかけ方ってないんだろうか。
そして講座の話し合いが進んでいくと、ふと疑問が湧いてきました。そもそも本当に農薬会社は
「商品が売れれば人体に害があって環境に良くないものでもOK」
と思っているのだろうか?

もしかしたら
「本当は環境にも人にも負荷の少ないものを作れたらもっと誇りを持てるんですがねぇ」
とか葛藤していないだろうか?

第一回目のネオニコ講座で、農家さんの本音が聞いて、農家さんは敵でもなく、一緒に考えていく人たちなんだとわかったように、農薬会社の人たちとも一緒に考えていける余地はないんだろうか?
 
今はまず、農薬会社の方が何を考えて仕事をしているのか知りたいです。
人の心からでる本音がききたいです。
そして同じテーブルについて話し合いたいです。
そのテーブルには、農薬会社の人以外に、農家さんがいて、それを食べる人がいて、環境の専門家がいて、医者もいる。
野菜を売るお店の人も必要かもしれない。経済の専門かもいるかも。
様々な立場の人たちが、自分達の意見や望んでいることをまず発信して、そして駆け引きなどでなく、率直な話し合いがしたいです。
農薬会社の人は「商品が売れればいいんだ!」というならそれでもいいです。
私は「身体に害がないおいしい食べ物が食べたい!」と言います。
農家さんは「農薬は自分達だって使いたいわけじゃないんだ!でも買う人が一年中ナスが食べたいって言うから!あと虫食いだと買ってくれないから!」
と文句言ってください。
そういう機会が欲しいと思いました。
 
他に感想
・ネオニコが人体の、特に胎児、乳児、幼児の脳神経系に影響があることが確定したとのことにショックを受けた。
・ 予防原則を実地する自治体をさがしたい。
・ 予防原則があてはまりそうな事柄リストをつくりたい。
・ 日本人の声に出さない性格を変えるにはまず教育から?
・ ワールドカフェのテーマはどれも興味があって迷った。最後にちょっと話し合いの結果を発表してもらったけれど、もっと聞きたかった。
 ワールドカフェの時に各グループで一枚メモを取って、後で公開できたら素敵。でも話し合いの負担になるかしら。
 

 レイさん

第2回アドボカシ―カフェ 「子どもを守るための予防原則」に参加して

 「予防原則」の資料を読み返して全部を詰め込むと頭がいっぱいになってしまいますが、シンプルに考えて、危害を与えうるものに対して社会的、環境的な事柄を守る仕組みづくりの基本と解釈すればいいのでしょうか? 
 
「予防」は未然に防ぐこと、「原則」はそれをルールにしていくこと…理念として国連環境開発会議(1992)の定義に則って、「深刻な危害の脅威のある場合、完全な科学的確実性の欠如を理由に、環境悪化を防止するための費用効果の大きな対策を延期してはならない」となります。国連規模です。
長年にわたりヨーロッパなど国境を越えた予防原則に着眼し、日本へ紹介されている大竹千代子先生の定義にも「潜在的なリスク(脅威)が存在するというしかるべき理由があり、しかしまだ十分に科学的にその証拠や因果関係が提示されない段階であっても、そのリスクを評価して予防的に対策をとること」と分かりやすく訴えている。「しかるべき理由」の説明の中に、「リスクの兆し」というものが入っていました。第1回と今回の講義を聞くことでも十分にネオニコチノイドにおいての「リスクの兆し」は受け止められます。EUでは、すでに予防原則が(EUの定義も伴い)活用され、地域社会、国全体でも活発に「未然に防ぐ」行為が行われていることに、さすがであると感心しました。ミツバチの突然死がEU全体で広がった時に、養蜂家たちがネオニコチノイドの原因だといち早く声に出し、その訴えを社会に拡げ、最終的に裁判に打ち勝ったのも理念や定義が重視されているからだと思いました。環境問題に対して最も合理的な考え方がスムーズにまかり通る背景は、ヨーロッパの人々が元来から持っている環境に対しての考え方が関連していることに、再度「さすがだな!」と感じました。
 
「リスクの兆し=あぶなそうなもの」を予防原則で避けていくことは当然だと思います。
医学博士で「環境化学物質と脳の発達障害」プロジェクトの研究代表者である、黒田洋一郎先生のお話のなかにも「リスクの兆し」と捉えられる事は多々あり、二人の子供を持ち、しかも妊婦である身にとっては心痛でありました。人の体の中は化学物質で出来ていて、神経回路もアセチルコリンという化学物質(神経伝達物質)ということです。胎児・乳児の脳は外からの影響をうけやすく、外からニセモノの化学物質が入ると障害がおこります。ネオニコチノイドは、神経伝達物質アセチルコリンに似たニセモノだそうです。神経系に入ったネオニコチノイドは通常、脳で行われる神経伝達を阻害するということから、人間の基本的な動作や感情表現が出来なくなってしまうということです。日本では有機リン系農薬の代替品として90年代から使用し始められると同時に、日本でも子どもの発達障害が目立ち始めたのもこの頃からだと聞くと、恐ろしい。韓国・中国でも、同様にネオニコチノイドの使用が数倍に伸びるのと比例して、子どもの発達障害が増えているということです。ネパールやブータンなどではこんなことが起きていないのは、農薬を使用しない有機農業が主に行われているせいなのかと羨ましく思ってしまいます。最近の脳科学の中で「心の病は脳の傷」という言葉があるそうです。心と脳は別物という考えはもはや過去の事で、現代人のうつ病や統合失調症が蔓延する原因として、ネオニコチノイド系農薬が人間の神経回路を阻害しているのではないかという「リスクの兆し」がここでも見受けられます。
 
 「リスクの兆し」を十分にもって、すでに広まっているであろうネオニコチノイドの拡散をどう食い止めて、原則化していくか―大竹先生の資料の日本の予防原則の現状として「第三次環境基本計画」というのがあります。その中に「一定の不確実性を残しつつ政策判断を行うためには関係者や場合によっては国民全体との合意作りが不可欠である」と記されています。産業界がさかんに商品(ここでは農薬)に対しての情報公表を頻繁に且つ明確に行うこと、その為には市民の自主的なアプローチが必要です。市民が公に訴えかける体制を作って、自治体や国に関心を持ってもらうことが重要だと思いました。区・市長の中には環境に対して敏感な方がたくさんいると期待し、そしてマスコミを巻き込むことも重要な方法だと大竹先生はおっしゃっていました。黒田先生は子どもの発達障害や現代の心の病とネオニコチノイド系農薬との因果関係を示唆するデータが増えている、確実に「因果関係はある」と言える手前まで来ているとおっしゃっています。皮肉的にも「予防原則」を立てるチャンスと言うのはとても悲しい事ですが、ヨーロッパに比べ革命やデモなどの歴史的な背景も乏しい日本でさえ、原発問題に関しても敏感に市民が動き出しています。革命的な動きを作るには、皆を巻き込んでいく方法が「予防原則」を成立させる第一歩ではないでしょうか。更なる使命感が芽生えた、そして難しかった第2回目でした。

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